自分で言うのもなんですが、私のネット小説はなっていません。
物語りを書く人にはいろいろなタイプがあると思いますが、私はいきなり物語りの情景が思い浮かぶタイプです。
例えば・・・月明かりに照らされて黒装束の暗殺者が構えた剣が凶々しく光るシーンが突然頭の中に思い浮かんだり、波打ち際にうち上げられた美しい少年のシーンだったり・・・
ですので、私の物語りは何の脈絡もなく思いもよらない方向に進行します(なんの脈絡もなくポンポン情景が浮かんで、深く考えずに書くから・・・)。
これではいけないと勉強の為に「ベストセラー小説の書き方」(ディーン・R・クーンツ著)という書籍を購入してみました。
本記事はその感想です
この本についてですが、かなり勉強になりました。
特に勉強になったのは下記です。
・最初の3ページの書き方
・プロット(の書き方?)
私は、いつも新しくネット小説を書き始める時に悩んでいました。
プロットとは(正式には)どう書くのだろう?書き始めはどのように書けば読者を引き込む事が出来るだろう?と。
最初の3ページの書き方 |
懇切丁寧に根本から細かいテクニックまでかいてあります。
それもベストセラー作家である著者が自身の本を引用しての説明です。
私はこの本の出だしのこの部分をこのようなつもりで書いた。ここでこのようなテクニックを使ったと、著者自身の出版した小説でベストセラーになった小説について細かく書いてあり、まさに「ベストセラー小説の書き方」です。読んでいて「ふむ、ふむ」と納得してしまう説得力があります。
プロットってどう書くの? |
また、私が一番悩んでいたプロットの作り方についても書いてあります。
私はもっとプロットとは小説の詳細設計のような設計図をイメージしていたのですが、著者が実際に書いた小説のプロット(のアウトライン)の引用がありました。
感動です。
想像以上に簡潔でしかし明瞭です。
長編小説のプロットだったのですが、その小説の内容をかなり短く表しており、そしてプロットの途中にかっこ”()”書きで(主人公の心情、ここにかなりページ数を取る)と説明が書いてあります。分かりやすいです。
なぜ私はもっと早く、この書籍を手に取らなかったのだろうと悔やむぐらいです。
しかし、次にネット小説を書く時に生かそうと思います。
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